会社の中には、さまざまな理由で「社内人気ワースト1の部署」が存在します。
そういう部署は比較的古参で固められており閉鎖的なので、社内でもガラパゴスのような扱いを受けていることも少なくありません。
しかし、どうなるのかまったく読めないのが人事。
ある日、そんな「社内人気ワースト1の部署」への異動命令があなたに下りたとしたら・・・。
あなたは従いますか? それとも、辞めますか?!
Contents
【体験談】絶対にいきたくない部署にいったら想像以上にヤバかった!

これからご紹介するのは、社内異動によりとんでもない部署に配属になったYさん(仮名)の体験談です。
Yさんは営業でバリバリやっていたのですが、ある日、異動命令がおります。
その異動先こそ、Yさんが「あそこにだけはいきたくない・・・」と以前から恐れていた部署だったのです!
ある日下った戦慄の人事命令
私が勤務していた会社は、投資商品を取り扱う会社です。
基本は営業が主流で、部署は「取り扱う商品」ごとに別れていたのですが、「ここだけは絶対に避けたい」と思う部署がありました。
それは「商品先物取引」部門です。
投資商品を取り扱う企業に勤務していた方ならわかると思いますが、いろんな商品の中でも先物は特殊で、電話をかけただけで「詐欺め!」とばかりに怒り出す人もいます。
私は幸い「商品ファンド」を販売する部門でしたが、ある夏の日、とうとう恐れていたことが起こってしまいました。
そう、「商品先物部門」への異動命令です。
オフィスはまるでオレオレ詐欺のような怪しげな雰囲気
商品先物部門のオフィスに足を踏み入れた瞬間、その異様な雰囲気に圧倒されました。
まるでオレオレ詐欺をやっているような怪しげな雰囲気で、同じ会社の1部門であることが嘘なようです。
オフィスの面積自体はすごく広いのですが、わざわざ真ん中にデスクを寄せ、お互いに向き合った状態でひっきりなしに営業の電話をしている光景にもゾッとしました。
中にはデスクの下に潜り込んで電話をしている社員もいました。おそらく耳が遠い顧客に声を張って電話をしているためでしょうが、(だったら座席を離したらいいのに・・・)と不思議でなりません。
笑いもなければ雑談もなく、ただひたすら電話をかけまくっている状態は、まさに「社畜」という感じ。
一片の光も差し込まないブラックな環境・・・異動初日に感じた印象は、まさにそんな感じでした。
業務自体もハードでなかなか成果が出ない
いざ業務が始まると、やはり商品先物取引の販売は苦労しました。
先物取引自体のイメージが悪いせいか、とにかく話も聞いてもらえずにガチャ切りされるのがほとんどです。中には買う気がないのに因縁をつけてくる人もいました。
以前の商品ファンドの時は、食いつきがいい顧客とつながればすぐにアポをとって外出していましたが、先物部署の場合、まったくといっていいほど外出がありません。
そんな状況がどんどん閉鎖的な部署にしているように感じました。
陰険な上司に詰められる日々についにギブアップ・・・!

また、苦痛に拍車をかけたのが「店長」と呼ばれる上司です。
店長は少し離れたところに座っているのですが、成績が良くない社員がいれば近くに呼びだし、ネチネチネチネチと問い詰めるのです。
わたしも幾度となく店長の指導を受けましたが、さすがにこれは応えました。
その結果、大変お恥ずかしい話ですが、異動して半年もたたずにギブアップ。退職願いを出すことになりました。
社内に絶対いきたくない部署が存在することが、こんなにリスキーなのだとこの件で身をもって痛感しました。。。
決してあなたも他人事ではない!行きたくない部署への異動命令
Yさんの体験談、いかがだったでしょうか。
どこの会社にも「あそこにだけは行きたくない」「行くぐらいなら辞める」という部署があると思います。
ある程度業務内容の特殊性と連動すると思いますが、「債権回収」や「クレーム対応部門」などは嫌煙する人が多いのではないでしょうか(もちろん部署としては大事な部門です)。
そんな組織を抱える会社にあなたが勤務している以上、異動のリスクは完全にゼロとはいえません。
もしあなたの突然白羽の矢が立った時、どう対応すればいいのか考えてみましょう。
【パターン①】 異動を取り消せないか相談してみる
基本的に「人事発令」前の「内示」段階であれば、交渉の余地はゼロではありません。
しかし、それは「ゼロではない」だけで、実質覆すことは無理でしょう。
ましてや「あの部署は大変そうだから行きたくありません」という理由はまず通りません。
それどころか、「子どもじみたことを言うやつ」と、あなたの定性的な評価を下げる行為にしかなりません。
【パターン②】退職する
「あの部署に行くぐらいなら辞めたほうがマシ」と考えているなら、辞めてしまうのも選択肢の1つです。
しかし、人事命令に背く形での退職は、会社に大きな遺恨を残してしまうことは頭にいれておきましょう。
とはいえども、最優先すべきはあなた自身のこと。
「新しく入った人がつぎつぎとうつ病になって辞めていく」というような人材クラッシャー部門であれば、身を守るために退職というのもアリです。
ただし自己都合退職はまぬがれませんので、失業保険が当面おりないことを踏まえ、財政状況をしっかり考えて判断したい選択肢です。
【パターン③】とりあえず異動しつつ、万一に備える
一番あなたにオススメしたいのがコレ。
「とりあえず異動してみろ」です。
なんのために? それはあなたの生活のためです。
異動命令が下りたら、即「転職エージェント」に登録し、転職活動をはじめるんです。
転職エージェントに登録すると、あなたの担当として「キャリアアドバイザー」が3ヶ月ほどついてくれますので、集中して職探しをし、いいところがあれば鞍替えをするのです。
転職エージェントもいろいろありますが、最大手の「リクルートエージェント」にまずは登録しておけばOK。

もし転職活動中に異動先の業務に慣れ、「案外やっていけそうかも」と感じるなら、もちろん転職活動をストップするのもOKです(転職エージェントを断ってもペナルティはありません)。
とにかく、異動してから3ヶ月が勝負なので、転職活動と新しい業務を平行しておくことがもっともリスクがすくない対処方法です。
- 約85%がリクナビNEXT限定求人!
- 急募&正社員の求人が豊富!
- 匿名であなたへ企業からスカウトも!
- グッドポイント診断で強みを把握!
大手・優良企業が積極採用中の今がチャンス!
まとめ 常にリスクについては考えておこう

いろんな記事に書いてきましたが、「人事命令」を個人が覆すことはほぼ不可能です。
たとえ家族の介護問題があろうとも、転勤命令の前では「折込済み」。無理にことわろうものなら、まっているのは「報復人事」。
そうなると遅かれ早かれ会社を去ることになります。

「自分に限ってあそこに異動はない」とたかをくくっているときに限って起こるのが、人事です。
そのため、今は異動や転勤の話がなくても、いつでも備えておけるこころ構えは必要です。
私も「転職エージェント」ではないですが、転職サイト「リクナビNEXT」に登録しています。
転職するつもりがなくても、時々求人情報を見ておくと、いざというときに慌てないですみますよ。
こちらは転職エージェントよりもライトで、5分程度の簡単登録で済みます。いますぐ登録だけしておきましょう!
もちろん無料で出来ますので、いますぐ登録しておいて、いつでも診断できるようにしておきましょう。
- 約85%がリクナビNEXT限定求人!
- 急募&正社員の求人が豊富!
- 匿名であなたへ企業からスカウトも!
- グッドポイント診断で強みを把握!
大手・優良企業が積極採用中の今がチャンス!